※本記事は 2023年 12月 4日発売「日経トレンディ2024年1月号」掲載広告記事の転載です。
地図×CRMで顧客情報を貯める・活かす!外回り・訪問営業のDXツール「UPWARD」とは
2018年以降、多くの企業でDX化が進む
2018年に経済産業省がガイドラインを取りまとめたのを機に、一気に時代の寵児へと駆け上がったDX=デジタルトランスフォーメーション。今や経営課題を語る際の枕詞のように多用されているが、異次元的な業務効率化によるビジネスの変革をもたらすことが可能と聞いては、企業経営層が色めき立つのも無理はない。
外回り・訪問営業のDX化は遅れている
実際、オフィスの中を見渡すと、DX化は確かに進んでいるようにも見える。たとえば、近年導入が進むCRM(顧客関係管理)ツールは、顧客の基礎情報だけでなく分析データや営業履歴の管理、そしてもちろんペーパーレス化まで一足飛びに実現してくれる。
数え上げればキリがないほどリリースされている各社の製品はいずれも出来がよく、使いやすさも申し分ないのだが、それはあくまでマネージャーがデスク上のPCで使う上での話。ビジネスパーソンの半分ほどを占めるとされる「屋外にいる人々」がスマホで使うには、使い勝手が複雑過ぎたり、入力の手間が大き過ぎたりすることで敬遠されるケースが目立つ。
つまり、多くの企業では使いこなせていないのが実情なのだ。 内勤であるオフィスワーカーと、外回り・訪問営業を担うフィールドワーカーでは、データ入力ひとつを取っても「使いやすい」と感じる環境はまったく異なる。人員不足で修羅場と化す外回り営業の現場でCRMツールに蓄積された顧客情報を使いこなすには、それなりの工夫が不可欠となる。つまり、外回りには外回りのDXが必要。そんな視点から、ユニークな機能を備えるサービスがある。
外回り・訪問営業のDXツール「UPWARD」とは
UPWARD株式会社(港区)は、2016年の創業以来、強みである位置情報技術とクラウドCRMを高度に連携させるセールスエンゲージメントと呼ばれるサービスを手がける企業だ。自社の社名を冠した『UPWARD』は、地図をベースにしたシンプルかつ直感的な機能群で外回り・訪問営業をサポートするモバイルCRMサービス。
「UPWARD」の提供価値
その日の営業活動におけるベストプランを地図上に可視化することが可能だ。何はともあれ、アプリを起動してみよう。
まず目に飛び込んでくるのが、地図上に立った色合いや大きさの異なる無数のピンだ。これらが示しているのは、CRMに蓄積した情報を分析した「訪問すべき客先」の優先度。探したり、迷ったり、考え込んだりして時間を浪費することなく、それでいて確度の高い顧客を中心に据えた「最も効率的な営業ルート」の設定が可能なので、その場その場で次に取るべき行動の指針となってくれるのだ。
また、サポート機能も充実している。訪問先や滞在時間の情報は、同社が保有する特許技術で自動的に記録。移動中に現在地点の近くに客先があると適切なタイミングで教えてくれたり、撮影した写真を直接CRMに登録できたり、日報作成に音声入力を活用できたり。業務を徹底的に効率化することで、フィールドワーカーの負担を大幅に軽減することが可能だ。
一方、オフィスワーカーにとっても、メンバー全員のスケジュールをまとめて調整できるなど営業管理支援の機能が多数。また、オプションの活用次第では、業界特性に合致した地図サービスやチャットツールとの連帯など、さらに高度な機能を利用できる。
様々な現場で導入が進む「UPWARD」
こうしたフィールドワーカー向けに特化した機能を満載したアプリは比較的珍しいことから、すでに多くの企業がUPWARDを導入。それぞれに抱えていたさまざまな課題解決に利用している。たとえば、訪問看護事業を推進する医療・福祉系の企業では、病院や地域包括支援センターを巡回するルート訪問時の活動内容を可視化することで新規開拓と既存深耕ともに面談の質を改善。導入後は、全スタッフの月間面談数が実に150件も増加したという。
また、スーパーやホームセンターを対象とする販売促進ラウンダーを抱える食品包装材メーカーでは、9割前後が帰宅後に入力するほど日報の作成が負担になっていたことからUPWARDを導入。報告時間が実に約65%も減少し、店舗とつながる上で大切な存在であるラウンダーの業務負担を軽減している。また、その他にも、商社や卸業界での活用も進んでいる。導入事例は同社のWebサイトに(実名で)多数掲載されているので参考にして欲しい。
UPWARDはマップ機能やモバイルアプリ、CRMがセットになったオールインワンだが、CRMを契約済みの場合はアドオン的に連携させることが可能。CRMは情報の蓄積や分析は得意だが、前述の通り、導入意図通りに活用するには多数のボトルネックを抱えている。UPWARDの背骨であるセールスエンゲージメントという概念は、CRMと伴走して導入価値を引き上げる役割が想定されているのだ。モチベーションやワークライフバランスの向上に、「勝ちパターン」の共有に。
多くの外回り現場に変革をもたらすUPWARDは、ビジネス以外での応用も始まっている。災害時の罹災証明書のスピード交付などですでに実績を築いているというので、今後はより広範な現場で活用されることになりそうだ。