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【保存版】2025年 営業で話題になったAI機能 5選

2025年は「AIエージェント元年」と呼ばれ、営業現場では作業を代替するAIから判断を支援するAIへのシフトが一気に進みました。ここでは、特に話題となり、現場とマネジメントの両方に影響を与えたAI機能を5つに整理、具体的な製品とあわせてご紹介します。

1:日程調整・訪問先選定 ー 営業計画の初動はここまでAIに任せられる

営業活動の初動では、「どの顧客にアプローチするか」を決めた後、実際に予定を確定させるまでの調整業務が発生します。訪問先選定も日程調整も、一見すると単純な作業に見えますが、メールや電話の往復など、多くの時間を要したり、勘と経験で決めて効果が出にくかったりと、効率が上がらない業務になりがちです。

課題① 終わりの見えない日程調整

候補日の提示、相手からの返信待ち、再調整…こうしたやり取りは一件一件は小さく見えても、積み重なることで大きな時間のロスになります。特に外回り営業や複数案件を並行して進める現場では、メールや電話の往復に追われたり、調整に気を取られたりと、次のアクションが後回しになるといった状況に陥りがちです。
こうした調整業務が初動のボトルネックになっているケースは少なくありません。

課題② 勘と経験に依存した訪問先選定

多くの現場では、担当者の記憶や直感をもとに訪問の優先順位が決められがちです。その結果、優先すべき顧客が後回しになる、受注確度の低い訪問に時間を使ってしまうといった問題が生じます。訪問先選定は営業成果を左右する重要な判断であるにもかかわらず、客観的な基準やデータに基づいた意思決定が難しい領域でもあります。
特に訪問件数や移動時間に制約がある外回り営業では、「今日はどこに行くべきか」という判断を誤ることが、そのまま機会損失につながります。

ツール例① 日程調整

ツール例② 訪問先選定

準備作業から価値創出へ

日程調整や訪問先選定といった営業の初動業務をAIが支援することで、これまで費やしていた時間が削減され、営業担当者はより確度の高い顧客への提案活動に集中できるようになります。

UPWARDのAIスケジューラーは、最適な訪問先を、場所と移動時間、ルートも含めた1日のスケジュールにして提案します。実際のアポも予定に組み込めるので、営業計画の手間を大きく削減します。

2:電話応対の自動要約 ― 記録されない会話を組織の資産へ

電話はスピードが求められる一方で、記録が最も残りにくい営業コミュニケーションです。 その結果、SFA/CRMに残る情報は断片的になり、引き継ぎやチーム連携、マネジメント判断に支障をきたすケースも少なくありません。

課題① 通話直後にメモを取る余裕がない

電話は予期せぬタイミングや場所でも対応する必要があるため、通話直後に要点を書き留める時間が取れないことも多く、重要な情報が抜け落ちてしまいます。

課題② 記録が担当者ごとにバラバラ

電話内容を後からまとめようとしても、要点の捉え方や表現が人によって異なり、SFA/CRMへの入力が主観的になりがちで品質にもばらつきが出ます。

ツール例

電話対応が手間なくナレッジに

こうした仕組みにより、電話は「対応して終わり」の業務から、営業の手間をかけずに組織に蓄積されるナレッジへと変わります。通話内容は自動で文字起こし・要約され、メモを取る手間がなくなるだけでなく、情報を漏れなく収集できます。

UPWARDでも、スマートフォンでの通話を録音し、AIが要約する機能の開発を進めています(2026年提供開始予定)。 忙しい外回り中の電話対応でも適切に要約して記録することで、あらゆる顧客接点から情報の抜け漏れをなくします。

3:現場商談の自動要約 ― 外回り営業の報告をその場で完結

商談音声をもとに、決定事項・ネクストアクション・顧客の関心点を自動抽出。 「思い出して書く報告」は過去のものになりつつあります。

現場の課題:記憶とメモに頼る商談記録

外回り営業では、商談後すぐに次の訪問に向かう、あるいは移動中や業務終了後に日報を書くケースが多く、商談内容の記録はどうしても担当者の記憶や手書きメモに依存してしまいます。
その結果、重要な発言やニュアンスの抜け漏れ、決定事項やネクストアクションの記録忘れといった問題が発生し、SFA/CRMへの情報の蓄積精度やチームでの共有に影響が出ます。

マネジメントの課題:情報の遅れと質の低さ

前述の理由で、現場からの報告は遅れ、内容が不十分になりがちです。 マネージャーとしては、迅速な判断やフォローができず他社から遅れを取ったり、重大なリスクの見落としたりすることもあります。 また、ナレッジの蓄積が不十分で学習機会を失うといったリスクも生じます。

ツール例

いわゆるAI議事録は、営業現場だけでなく社内会議などでもニーズがあるため、多くの製品が提供されています。

AIが商談情報を『個人のメモ』から『組織の資産』へ

文字起こしや要約が容易になり、移動中や夜間に行っていたデスクワークは大幅に削減されます。また、報告内容はAIによって一定の品質で蓄積されるため、属人化も防止できます。
現場の商談要約データは、マネジメント判断や営業育成にも活用でき、組織全体の生産性を底上げします。

UPWARDでは、外回り営業中の商談にフォーカスしています。そのため、訪問先に着いたら録音開始の提案を通知して録音忘れを防止する機能があり、その後の会話内容も自動で項目分けして要約されます。
詳細はこちら:https://upward.jp/downloads/ai-speech/

4:報告書自動作成― 営業報告を“管理業務”から“意思決定の武器”へ

営業報告書は、現場とマネージャーをつなぐ重要な情報源である一方、多くの企業で形骸化しがちな業務でもあります。背景にあるのが、入力負荷の高さと、内容の主観化です。AIによる報告書自動作成は、この両方の課題を同時に解決します。

現場の課題:二重作業による負荷

外回り営業では、商談後に内容を振り返って要約、それをSFA/CRMの項目に入力という二重作業が発生します。移動や次のアポイントに追われる中、報告は後回しになりがちで、雑な情報入力や抜け漏れが常態化します。

マネジメントの課題:インサイトが見えない

担当者の主観に依存した文章では、顧客の本当の課題や提案が進まない理由、上長の関与が必要な局面といった意思決定に必要な情報が把握できません。結果、報告書は単なる事実の羅列に留まります。

ツール例

CRMやSFAとの自動連携が充実、さらにAIが要約やレポートになどを作成して情報の共有などができます。

現場とマネジメントをつなぐ、AI時代の営業報告

これらの機能により、報告書作成そのものにかかる負担を抑えながら、記載される情報の質が向上します。 営業担当者は「書くための作業」から解放され、マネージャーも報告内容を読み解く手間が減ることで、営業・マネジメント双方が次の打ち手に集中できる状態が生まれます。

UPWARDでは、先ほどの商談の要約のほか、訪問先や訪問時間を自動で記録します。 営業は内容を確認して送信するだけでCRMに連携されるので、訪問終わり5分で報告業務が完了します。 報告内容はすぐにマネージャーが確認できるので、素早い現場のフォローも可能になります。

5:戦略策定と事前準備 ― AIが商談の勝ち筋を描く

これまでの営業現場では、「商談の振り返り」は個人の記憶や主観に頼らざるを得ず、マネージャーにとっては、成功・失敗の要因が不透明という大きな構造的課題がありました。 AIによる解析は、この「属人化」と「準備不足」を科学的なアプローチで解消します。

課題① 膨大な情報のブラックボックス化と「示唆」の欠如

日々蓄積される膨大な商談データは、適切に解析されなければ単なる「記録」に過ぎません。「なぜ成約・失注したのか」という勝ち負けの要因が個人の主観に依存し、組織として再現性のある示唆が得られないという課題がありました。

課題② 商談準備の非効率性と「何をすべきか」の不透明性

次回の商談に向けて「何を、どの程度準備すべきか」の判断が属人化しており、準備に過剰な時間を要したり、逆にポイントがずれたまま商談に臨んだりする非効率性が蔓延していました。

ツール例

営業活動において、戦略策定や事前準備は成果を左右する重要なプロセスです。 CRM/SFAで、顧客データを蓄積・管理する基盤として広く活用されているのが、以下の二つです。AIが学習・分析しやすい状態のデータが揃っているため、特にAI活用が活発です。

全商談データを活かす、AI主導の戦略策定と商談準備

AIが全商談を網羅的に解析することで、顧客の関心事やポジティブ・ネガティブな反応を自動で抽出します。 主観に左右されないデータをもとに、組織共通の「勝ちパターン」「負けパターン」を可視化し、次の戦略につながる具体的な示唆を提示。マネージャーは、個別案件の対応に追われることなく、より本質的な戦略策定に集中できるようになります。また営業担当者にとっても、AIが前回商談の要約やネクストアクションなどを提案することで、準備にかかる時間を大幅に削減しながら、より刺さりやすく質の高い商談を実現できます。

UPWARDは、上述のSalesforceとMicrosoft Dynamics 365のほか、他のCRMとも連携可能です。 ダッシュボードで様々なデータを見やすく・使いやすくすることで、資料作成などの付帯業務も削減します。

営業活動にAIを導入する際の注意

現場が「使い続けられる」UI/UXとフローの構築

営業担当者は外出が多く多忙です。入力の手間が増えるツールはすぐに使われなくなります。 その上で、現場の継続した利用と成果を出すためのポイントが以下です。

  • 自動化の追求: SFA/CRMなどと連携し、必要なデータが自動で入力される仕組み
  • モバイル対応: 移動中にスマホでサクッと確認・入力できる操作性
  • 成功体験の共有: AIの導入で「業務が楽になった」という実感が早期に持てるかどうか

AIを有効に機能させるために重要なのは、「データの量と質」です。これを現場の負担なく満たすためにも、特に「自動化の追求」と「モバイル対応」は欠かせません。

リスク管理とガバナンス

顧客の機密情報を扱う営業部門では、セキュリティは最優先事項です。

  • 入力情報の取り扱い: 入力したプロンプトがAIの学習データとして再利用されない設定(オプトアウト)になっているか。
  • ハルシネーション(嘘): 生成AIがもっともらしい嘘をつく可能性を考慮し、最終的な内容確認は必ず人間が行う運用ルールを徹底します。

上記以外にも、AIツール自体がサイバー攻撃の標的になる可能性もあるので、活用と並行してセキュリティも対応を進めましょう。

AIと人間の「役割分担」を明確にする

業務の効率化においてAIは優れた能力を発揮しますが、顧客の悩みに寄り添い「情緒的な信頼関係」を築くことは、人間にしかできない独自の役割です。
これからの営業活動では、こうした役割の違いを把握した上で、最適な分担を行う必要があります。

  • AIの役割: データ分析、メールの下書き作成、FAQ回答、市場リサーチ。
  • 人間の役割: 顧客の悩みへの共感、戦略的な意思決定、最終的な合意形成

重要なのは、AIの分析結果を人間が関係構築に活かし、そのプロセスで得た情報を再びAIへフィードバックするという循環を生み出すことです。このサイクルを回し続けることが、結果として組織全体の効率を底上げすることにつながります。

まとめ:2025年の営業AIは「業務効率化」を超えた

紹介したAI機能に共通するのは、単なる省力化にとどまらず、営業の判断と行動を前に進めるAIである点です。
2025年は、「営業がAIを使う」のではなく、「AIを前提に営業プロセスを設計する」ようになってきたと言えるでしょう。実際、今回紹介した製品以外にも、営業領域でのAI活用は着実に広がっています。

たとえばkintoneでは、他社のサービスとAIで連携することで、業務データの活用や入力支援を高度化する取り組みが進められています。また、eセールスマネージャーも、営業活動における情報入力や議事録登録などをAIが支援する機能を提供しています。

いずれも、既存のSFAなど業務基盤にAIを組み合わせることで、現場の負担を抑えながら情報活用の質を高めるというアプローチです。営業支援領域において、AI活用はすでに「一部の先進機能」ではなく、前提条件になり始めています。
一方で、営業現場では、機能が個別に点在したり、ツールごとの操作が増えることで、かえって業務が複雑化してしまうケースも少なくありません。

UPWARDも、これまで各項目で役立つ機能を開発してきましたが、それらは単体で完結するものではありません。営業活動の一連の流れに合わせて、ワンストップでの使いやすさを重視しています。
忙しい外回り営業にとって負担になりがちな、データ入力や情報整理といった作業を、UPWARDのAI機能が裏側で支援。 必要な情報が自然に蓄積されることで、AIが本当に意味のある示唆や、次の打ち手につながる戦略を導き出せる「土台」が整います。

この土台があるからこそ、営業担当者は本来注力すべき顧客との対話や提案に集中でき、結果として、企業全体の営業力を底上げする構造的な改善へとつながっていきます。

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