IPOに向かう企業の、屋台骨を支えるポジションでありたい
私は新卒で大手銀行へ入社後、会計士の資格を取得し、大手監査法人へ入所。IPO準備や事業成長の手助けを行う部署で、様々な企業の監査をしてきました。
また、IPO審査や有価証券報告書の作成、IPO準備に関する書類作成のお手伝いも行っていたので、クライアントに対していい意味で厳しい目をもって、公正な立場で並走しておりました。
大手、中小と様々な企業のIPOフェーズに携わってきましたが、特にボードメンバーと深く関わることができる中小企業において、経営体制の整備段階から共に作り上げることに、非常にやりがいを感じます。
IPOに向かう企業で、経営層と密にコミュニケーションを取りながら、屋台骨を支える。そういったポジションで包括的にお手伝いをすることが、自分には向いているなと考えています。
経験から見えた社会に求められるサービス
新卒で入社した銀行では、借入のある法人80社程度を担当していました。うち30社程度に貸出のニーズ確認とともに、定期預金や投資信託等を提案していた経験があります。1日に80社という企業を回るなかで、どのような企業にどのタイミングで訪問すれば有効なのかが全く分からず、とても悩んでいました。
UPWARDにお誘いいただいた時、「あの頃、こんな風に位置情報に紐づく活動記録ができたり、訪問先のレコメンド機能ができるシステムがあったら良かったな…」と感じました。
これまで様々な法人の監査やIPO支援を経験しましたが、IPOはどうしても手間がかかるとともに、会社のイベント的に華やかなので、IPOを目指すことに注力しすぎ、それを通じて「どのように会社成長につなげていくか」を考えられている会社が少ないという印象を覚えました。
その中で、3年後、5年後、「本当に社会に求められる企業」に魅力を感じ、UPWARDのIPO準備を通して、社会に貢献したいと強く思いました。
担い手不足の時代に
営業組織はどう対応すべきか?
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サービスご紹介資料
「UPWARD」のより詳細な情報をご紹介しています。
UPWARDのIPOの道のり
東京証券取引所には現在「1部」「2部」などの市場区分がありますが、2022年4月からは「プライム(プレミアム)」、「スタンダード」、「グロース(エントリー)」の3市場に変わります。UPWARDはこれから事業規模を拡大していくため、この「グロース」市場への上場と、海外進出を目指しています。
IPOは、資金調達や採用の面で大きな力を発揮します。海外進出には言語のアップデートや文化へのフィットが必須となりますが、そうした開発費用の調達にも寄与します。
UPWARDのようなSaaS企業は、基本的に「サブスクリプションモデル」という継続課金型のビジネスモデルです。収益の予測が比較的しやすいため、長期的な視点で事業を運営できます。満足度の高いサービスを提供し、お客様に満足していただくことで、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を延ばしていければ、我々の収益も高めることが出来る。そういったお客様と一緒に歩んでいける、という点も魅力的ですよね。
ただ一口にIPOの準備といっても、取引所の求める事業計画や会計審査には高い基準が求められるので、書類提出や細かなルール設定によって、開発や営業がスムーズに動けなくなるなどの“やりづらさ”が出てきます。
現場の意見を聞きながら、オペレーションとのバランスをうまく図りながら対応していきたいと考えています。
これからの営業活動とUPWARD
Withコロナの時代で、オンライン会議などが普及しましたが、人が人に会い、サービスの価値を伝え、提供していく、という本質的な部分は絶対に変わることはないと考えています。
今後の営業活動をよりスマートにしていくということは、今後の社会全体において大きな役割を果たすのではないかと考えています。
私が新卒の頃に感じていたような、「訪問しろと言われても、どうすれば良いか分からない」という想いを抱えているフィールドセールスの方々に、IPOを通じて、より広くプロダクトを届けることが私のミッションだと考えています。
お客様へメッセージ
IPOを目指すことで、お客様のご要望によりタイムリーに、且つ適切に対応できるよう、UPWARDの体制が一層整備されると思います。
また、IPOにより、さらにお客様の役に立つサービス開発への積極投資が可能となります。
今後とも弊社のサービスの進化に、ぜひご期待ください。