導入事例|朝日機材株式会社
週報の手書き運用を一新。AI画像スキャンとマップの活用で、“行くべきタイミング”を逃さない営業組織へ
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成果
- ■現場看板をAI画像スキャンで読み込み、新規の情報入力工数を大幅削減
- ■次回訪問日をデータ化し「やらずに失注」を防止。訪問タイミングの逸失が減少
- ■担当者間の情報共有が進み、営業の連携が円滑に
目次
はじめに
建築現場に掲げられた一枚の看板。そこに記された延床面積や工事概要は、フィールドセールスにとって貴重な情報源となります。
朝日機材株式会社は、こうした建築看板を起点に現場を訪問し、顧客と関係を築きながら売上を伸ばしてきました。一方で、活動記録の欠落や訪問タイミングの逸失が積み重なれば、数百万〜数千万の売上機会損失になりかねません。
これらの課題を解決するため、2025年4月にUPWARDを導入。導入から約1年が経過した現在の活用状況と手応えについて、営業第二部部長の中尾様、現場でUPWARDを使いこなす菅原様・夏目様・熊丸様にお話を伺いました。(以下本文、敬称略)
導入のきっかけーオーバースペックではないことを評価
── UPWARD導入の経緯について教えてください。
中尾:もともと社内で、営業が週報を書くのに手間取っていることや、現場に行くタイミングを逃して受注機会を失うケースが少なくないことが課題として上がっていました。
そうしたなかで、デジタル部門の担当者が展示会でUPWARDさんと話す機会があり、私たちが社内で議論していたことと、UPWARDの機能が噛み合っていました。
週報のデジタル化、滞在検知の活動可視化、そしてマッピング機能です。私たちが必要としていたものが揃っていて、オーバースペックではなかったところも、ちょうど良かったですね。

── 最終的な決め手はありましたか。
中尾:モバイルで使えること、機能のフィット感に加えて、費用対効果が見合っていたことが大きいです。建築コストの高騰が進む一方、競争は厳しくなっています。
これまで取りこぼしていた可能性のある案件を、現場単位できちんと拾えるようになれば費用に見合います。導入時に迷ったツールはなく、一目惚れですね。
「やらずに失注」を防ぐ──現場で起きていた課題
── 導入前は、どのような課題を抱えていましたか。
中尾:活動報告は本来であれば1日ごとに入力してもらいたいのですが、現場が忙しいと後回しになりがちで、金曜の週次報告会の前日夕方にまとめて週報を書く運用になっていました。すると、すぐに対応しなければならないことを忘れてしまったり、翌週訪問すべき現場が抜け落ちてしまったりする。こうした見落としをシステムで防ぎたい、というのが導入の動機の一つです。
また、営業はタイミングが非常に重要です。建築看板を見つけて1回目の訪問に行ったときに、現場がまだ始まったばかりで担当者様が不在のケースをそのまま放っておくと再訪のタイミングを逃してしまいます。競合にとられてしまうんです。UPWARDではアラーム機能で『3ヵ月後に再訪』といった次回訪問日を設定できるので漏れが防げています。
さらに、弊社は企業様ごとの担当営業制なので、1つの現場に入る企業様ごとに自社の複数の営業が担当します。A社が見積もり段階まで打ち合わせが進んでいるのに、B社の担当者がまだ動けていない、といった状況では受注機会を逃してしまう可能性があります。UPWARDで履歴を確認しやすくなったことで、こうした足並みのズレも見えるようになりました。
看板のAIスキャンと活動共有──現場での使い方
── 現場ではどのようにUPWARDを活用していますか。
菅原:基本的な流れとしては、建築現場の看板を見つけたらまず情報を登録します。看板には延床面積や工事概要など細かい情報が書かれているのですが、これまでは全部手打ちで入力していました。
UPWARDではスマホで撮影するだけで情報がテキスト化されるようになったので、入力の手間がかなり減りました。検索もしやすいので、その現場に入っている各社に対して他の営業がどういう提案を行ったかの記録をすぐに確認できます。


── 顧客マッピング機能はどのように使われていますか。
菅原:スマホで訪問先の周辺エリアのマップを確認して、次回訪問予定日が近づいて赤くなっている取引先があれば、行くようにしています。最近は、営業の朝会でもスライドに投影したデータを見ながら漏れがないか確認しています。
夏目:次回訪問日がマップ上で表示されることで、ここ2週間くらいの自分のやるべきことが明確になるので、前に比べて計画が立てやすくなった実感がありますね。

導入1ヵ月で定着
── ツール導入時、現場からの反発はありましたか。
中尾:初めは、新しいツールなので「手間が増えるのでは」「滞在検知は行動が”監視”されるのではないか」という声もありました。
しかし、「最初はうまくいかなくてもいい、漏れがあってもいいからやってみよう」と決め、一斉に手書き運用をやめてUPWARDの利用を推進しました。1ヵ月もすれば定着しました。
菅原:現場でも実際使ってみて、すぐに慣れました。使いにくい部分があればみんなで話し合ってここはこう変えてほしいといった要望をUPWARDに伝えて修正もしてもらいました。監視されている、ということもないですね。

「乗り遅れ」が減った──導入1年の手応え
── 導入から1年、効果として実感されている点は。
中尾:営業のタイミングを逃すことが減った、ということは確かです。失注するにしても、最後までやり切って失注するのと、そもそもアプローチできずに失注するのとでは全く違います。
やらずに失注が一番もったいない。そこはUPWARDの導入によって減らせている実感があります。
今後の展望──基幹システムとの連携、現場での活用
── 今後、UPWARDのどのような活用を期待されていますか。
中尾:中長期で言うと、基幹システムとの連携ですね。例えば、見積書の作成は社内の別システムで行っていますが、連携によってその場でUPWARD上で確認・共有できるようになれば、営業同士の知見の共有も進みますし、見積もり段階での営業動向を組織として把握できるようになります。
── 最後に、現場のみなさんからの要望やご意見あればお願いします。
菅原:機能としては十分だと思っているので要望は特に思いつかないです。
夏目:建築看板内のカンマや小数点の読み取りについて、修正のリクエストを出しているので改善に期待しています。
熊丸:最近営業部に異動してきましたが、UPWARDを利用してみて「これがなかったときは営業大変だっただろうな」と思っています。今後は、顧客マッピング機能のリスト条件作り込みなどもして、より活用していきたいです。

おわりに
朝日機材株式会社では、UPWARDの導入を契機に、週報の手書き運用からの脱却、訪問機会の逸失防止、そして組織としての情報共有と現場を支援するデジタルの仕組みの一手が整いつつあります。
取材を通して、お客さまのところへ何度も足を運び関係性を作り、要望や課題をヒアリングし提案することで売上を伸ばしていくという営業の醍醐味を感じました。今後もフィールドセールスでしかできない対面の営業活動によりフォーカスしていただけるよう、UPWARDも引き続きご支援していきます。