こんにちは、UPWARDマーケティングチームの野口(のぐち)です。
UPWARDでは、サービスをご導入いただいたお客様のパートナーとして、皆様の声に寄り添ったセミナー企画や、現場で活用できる成功事例のご紹介など、より良い顧客体験を生み出す取り組みを推進しております。
8月27日に、オンラインセミナー【“顧客と向き合う”を深めるCRM活用】をUPWARDユーザー様向けに実施いたしました。UPWARD導入企業である大手製造業2社様(以下、A社様、B社様)から「UPWARD定着化・活用」についてのセッションを実施いただいたのち、UPWARDカスタマーサクセスマネージャーの堀より、2社様の活用ポイントについてお話しいたしました。
A社様、B社様が、UPWARDを定着化させ活用するまでの具体的な工夫や取り組みについて、ご紹介します。
【成功事例から学ぶ!】オンラインセミナー「“顧客と向き合う”を深めるCRM活用」開催レポート
【大手自動車メーカーA社様】活用事例 ポイント1:地図を活用した訪問先の優先順位可視化
A社様では、日々の営業活動の際に使用する訪問地図に工夫をされています。
UPWARDの地図に、訪問先の優先順位を、未訪問⇒接触済⇒商談有⇒受注有のように色別にプロットされています。この設定で、活動の進捗状況に応じて地図にプロットされた訪問先の色が変化し、優先して訪問すべき顧客が可視化できるようになっています。
商談進捗が見えると、次のアクションの計画が非常に立てやすくなります。受注が最終ゴールではありますが、プロセスである商談の状況が可視化されることで、日々の進捗が認識されやすく、モチベーション維持という効果も生んでいます。
【大手自動車メーカーA社様】活用事例 ポイント2:ナレッジ蓄積、活用
商談終了後に現場からすぐにUPWARDを用いて(音声)入力で活動報告を行い、社内SNSである「chatter」投稿でリアルタイム共有されています。成功例だけでなく失敗例の情報交換、チームでのアドバイスに積極的に取り組み、ナレッジの偏りをなくしています。
個人がノウハウを持つのではなく、チームとしてナレッジを共有することで、成功体験の再現性を高めることに繋がっている事例です。
【大手自動車メーカーA社様】活用ポイントまとめ
A社様は営業チーム全体を巻き込み、一体となってCRM定着化を実践されています。商談進捗の地図上への可視化や、chatterでの情報共有でチーム全体のモチベーションを維持しながら、定着化を実現し、チームで成功体験の再現性を高めることを実現されました。
導入後に環境を整えた後も、継続して利用できるよう組織で仕組みづくり・フォロー体制を敷いていただくことが、CRM活用にあたり重要な要素になっています。
【大手機械メーカーB社様】活用事例 ポイント1:LTV*を高めるためのCRM活用
B社様では、マーケットが縮小傾向という背景があります。新規の顧客からの売上向上を見込んだ施策ではなく、既にお取引のある顧客との適切な関係性構築をCRMの活用で効率的に行い、LTV*を向上させる取り組みを行っています。※LTV=「Life Time Value」の略称。「顧客生涯価値」と呼ばれています。ある顧客が、取引を開始してから終了するまでの期間に、自社に対してどれだけ利益をもたらしたか、収益の総額を算出するための指標です。
新規顧客の獲得にかかるコストは、既存顧客維持の5倍もかかるといれています。特に、B社様のようにマーケット縮小という背景があっての新規顧客の獲得は難易度が高く、多くのコストがかかるため、企業にとっては大きな負担となります。
そこで必要となるのが、既存顧客の価値を高めるマーケティング施策、つまりLTVアップです。ビジネスを継続的に成長させるためには、新規顧客の獲得も重要ですが、顧客既存顧客となった後にいかにLTVを上げていくことがポイントとなります。
市場が成長している間は、新規顧客の獲得で利益の拡大がねらえますが、市場が成熟期に入ると、新規顧客の獲得スピードが落ちます。そのため、顧客一人ひとりの売上合計を増やす(LTVを上げる)施策が必要になるのです。
このLTVを上げるためのキーとなるのが、顧客関係性の構築です。B社様は、顧客の様々な情報をCRMで一元管理し、顧客の状況を現状の「点」だけではなく、過去の履歴や、やり取りなどの流れを含んだ「線」で追えるように設計されています。顧客ごとに「いつ」「なに」をすべきかが適切に分かるようになると、効果的な提案が可能になり、効率化が図れるようになります。
【大手機械メーカーB社様】活用事例 ポイント2:効率化の手段としてのデジタルシフト推進
B社様では限られたリソースで、成果を最大にするため、業務の効率化にも取り組んでおられます。フィールドセールスの訪問予定作成や報告業務といった事務作業をCRM・SFAの活用でデジタル化し、事務作業にかかる時間を削減し、最も大切なセールスタイムを確保しています。
UPWARDは、フィールドセールスの機動力を上げていただけるように、位置情報からの顧客情報検索機能、音声での簡単入力機能を備えています。外出時間が長いフィールドセールスでも、モバイル端末から簡単にデータ入力が可能で、業務効率化だけではなく報告漏れの軽減にも貢献します。
【大手機械メーカーB社様】活用ポイントまとめ
B社様では、既存の顧客からの売上を維持するために、顧客との関係性構築をいかに適切かつ効率的に行っていくかが重要とのお話をいただきました。まだ課題もあるというお話でしたがCRM活用で顧客の情報を一元管理することで、情報を蓄積し、適切なタイミング・段階でのコミュニケーションが可能になり、効率的かつ効果的な提案が行えるようになっていきます。
また、顧客との関係性維持のため、業務効率化を行いセールスタイムの最大化に取り組まれていました。業務効率化の手段としてCRM・SFAを活用した事務作業のデジタルシフトを推進され、限られたリソースでも、顧客との関係性構築が進められるような体制づくりを行っています。
【セミナー全体のポイントまとめ】
最後にポイントとして、お伝えしたいことを3つにまとめました。
まず、1つ目に「ナレッジの蓄積と活用」です。
活動データ入力にUPWARDをご利用いただくことで、商談進捗の把握や、顧客のプロファイルを蓄積することができ、蓄積したデータをチームで共有し、分析することで、組織としての営業力向上に繋がっていきます。
2つ目に、「営業が顧客と向き合う時間を増やすための業務効率化」です。
顧客の情報がCRMに蓄積されることで、顧客ごとにいつ、どんな活動をしたらいいのかが見えてきます。受注に向けたアクションが見え、アプローチのタイミングが見えてくると、より確度の高い提案に繋がります。
また、モバイル端末からの簡単入力で利便性を上げることにより、帰社後に改めて日報入力や情報登録をする手間がなくなります。事務作業の削減、直行直帰の働き方などを実現し、顧客と向き合う時間の最大化が可能になります。
その上で重要な点が3つ目の「組織でCRMの定着化をフォローする体制の強化」です。
「仕組み化」というワードが当日のセッション中に何度か登場しました。現場のフィールドセールスが入力しやすいような仕組みの整備だけではなく、 入力した情報に対してのコメントや、会議などでのデータ活用を進めるなど、 組織全体で業務の中に定着化させていく取り組みを行っていただくことで、メリットが浸透し、仕組み化が完成していきます。
【最後に】
「“顧客と向き合う”を深めるCRM活用」開催レポート、いかがでしたか? ぜひ、事例を参考に営業課題の解決にUPWARDをお役立てください。UPWARDは今後も、モバイルワーカーのパートナーとしてお客様に寄り添い続けます。引き続き、UPWARDをよろしくお願いいたします。
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現在、多くの企業様が”SFA”の導入を行っていますが、導入したからといって効果が目に見えて現れている企業様はそう多くないのが現状です。ではなぜ導入後に効果が感じられないのでしょうか?
その原因は、”商談情報”のみを管理するツールとして活用されてしまっているからです。
しかし、商談情報のみ蓄積しても、それは後に使えるデータか?と問われるとそうではありません。本当に重要なのは”ワークログ”の蓄積なのです。
本ウェビナーではこの”ワークログ”とはどういった情報なのか、その情報を集約すればどのような効果が期待できるのかについて、弊社アカウントエグゼクティブの藤巻が講師としてご説明致します。
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